モス日記…☆☆☆まだまだ宵のうち

山に登ってはビールを飲み、海を眺めては焼酎を煽り、星降る夜はワイングラスを回し、ロックを聞きながらオンザロック、毎晩天気図を肴に猪口を傾ける、早起きの起床予報士。

カテゴリ:政治・社会 > 羽田新ルート

今年3月、羽田着陸ルート直下にあたる
渋谷区のテニスコートに氷塊が落ちたという記事が
新聞に載りましたが…

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18日〝羽田低空飛行見直しのための議員連盟〟の会合に
国交省の担当者が出席。
「極めて可能性は低い」 と今までの見解を繰り返すだけで
「どこから落ちたと考えるか?」の問いには
「答える立場にない」と不誠実な対応。

結局、その時間に飛んでいたと思われる8機に対して
氷が落下しやすい車輪を出す操作をしていたかどうか
調査することを連盟に約束したそうです。

ちょっと待ったあ!

おいおい
2ヶ月以上も経ちながら、そんな基本的な調査もせずに
「可能性は極めて低い」なんてどうして言えるの? 



まあ氷ですからねえ…

「飛行機から氷が落ちて来たぞ!」 
『え?どんな氷ですか?見せてください』
「写真はコレ」
『現物が無いと判断できないなあ』
「氷は解けるに決まってるだろ」
『それじゃ、証拠が無いってことですね』

こんな感じなんでしょうね。まるでヤクザ
飛ばしてしまえばコッチのもの
航空会社のネーム入りの部品だとか
扉一枚、エンジン、垂直尾翼…
それくらいのモノが落ちてくれば
逃げられないでしょうけどねえ

でも、それにしたって
「エンジンを落とした◯▽航空には厳重に注意しておきましたから
 大丈夫。安心してください」
そう言い放って、おしまい。

組織を守ることしか考えていない官僚たちと
後ろ盾の自民党議員プラス圧力団体の経団連。
この固い結束をブチ破るには政治を変えるしかないのに…

飛行ルートから外れている連中は興味を持たず
ルート下で騒音に苛まれ、落下物の恐怖に怯えながらも
選挙になると自民党に入れてしまう人達も居て
ホント訳の分からないこの国の人たちです


福島を見て分かるように
最悪の原発事故を経験しながらも原発を放棄せず
再稼働を認め、新規建設を進めようとする政権を
多くの国民が支持しているのが現状

〝羽田新ルート〟でも同じ
氷の一つや二つ。扉の一枚や二枚飛んだって
ルート変更なんぞしやしません。絶対に
エンジンが落ちて何人か亡くなっても
住宅密集地への墜落事故で千人単位の犠牲者が出ても…です

政権が変わらなければ何も変わらない
変えられるのはボクら国民


簡単な理屈なんですけどねえ ʅ(◞‿◟)ʃ


23区西部の住宅密集地を通って着陸する羽田新ルート
そのコースに近い渋谷区のテニスコートに氷塊が落ちた。
という東京新聞の記事
https://www.tokyo-np.co.jp/article/166423

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国交省は
「着陸2ルートの中間だが距離が離れているので
 航空機由来とは断定は出来ない」
「着陸した機体を調べたが氷が付着していた形跡が無かった」
(出ました!〝証拠があるなら出してみな〟的逃げ口上)

どこまで本気で調べたかも分からんし
時間が経てば氷は溶けてしまうし
始めてしまえばこっちのモノ…そんな態度が見え見えの中尾ミエ


落下物や騒音に対しては
「航空会社に厳しい対応をしているので心配は無い」
などと言って住民を騙してきた国交省(自民党政権) 

そりゃあどんなに注意したって
氷くらい落ちますよ。飛行機なんだから…

グライダーじゃないんだから
騒音だって出ますよ


何で正直に言えないんでしょうね

「海外から人を呼ぶことで経団連も政治家も儲かって
 社会が豊かになります。そのためには着陸ルートにあたる
 皆さんには我慢していただいて日本経済の発展に協力してください。
 うるさいのは少し耐えれば良いこと。落下物はゼロにはできません。
 ただ当たる可能性は極めて小さい。万が一当たったら国が確実に
 補償しますからどうかご安心ください」

てね 

本日中野上空、我が家の上を飛ぶジェット機無し。

天気も良いのに何故?

と思ってましたが…

つまり南風では無かったのですね。

本日の東京アメダス

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見事に北寄りの風

着陸方向は向かい風が基本ですからね

天気図はこんな感じ

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関東沖の低気圧に向かって北寄りの風が吹いたようです。

こんなに天気が良いなら、関東南の小低気圧は大歓迎。

静かに昼寝が出来ます


 

羽田増便の計画が着々と進んでいます。
とくに被害を被るのは南風時の着陸便。
練馬、板橋、豊島、新宿、中野、渋谷、目黒、港、品川、大田など
23区西部の人口密集地を低空で通過する、とんでもないルートです。


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1年のうちの約半分(南風時)
午後3時から7時までの1日4時間、1~2分おきに着陸するそうです。
つまり夏の暑い時期、ベランダで夕涼みなんてできないわけです。

もちろん南部ほど低高度になるので、騒音も増していきます。
そしてルート上では、常に落下物の恐怖が… 氷や部品など必ず落ちます。
国は落下物に対しては補償すると言ってますが、フザケルナです。
当たったら痛いじゃ済まないだろ!

当初オリンピックに間に合わせると言ってましたが
ここへ来て、よく分かりました。
カジノの客を呼び込むための増便なんですね。

その経済効果のために、何十万人あるいは百万人単位の自国民を
騒音と落下物や墜落の恐怖の中にさらす。
そして経済効果と言っても、ホントに儲かるのは政治家と大企業。
こんな冷酷な政府は他にないでしょう


日本人って“やさしい”とよく言われますが、本当でしょうか?
自然災害などでは、募金やボランティア活動に協力する姿がよく見られます。

でも権力によって虐げられている人間に対して、助けようとする気持は
あまり持っていないように思います。

これは、自然に対してただ無力さを感じている人には、同情するけれど
信念を持って権力と戦おうとしている人とは距離をおいてしまう。

思想とか信念とか正義とか、口にすること自体抵抗があるのだと思います。
出しゃばらないことが美徳の国民性なのかもしれません。

このことは、権力にとって非常に好都合です。
反対者のいるところだけ、つまり当事者だけを潰していけば良いわけです。

そのうち理不尽な仕打ちが巡って来るでしょう。
ボクはいま確かにそれを感じています。日本人なんだなあ… でも戦います


本日、毎日新聞の朝刊に掲載されている「羽田空港新ルート案」記事。
だいぶ前から国が画策している計画が現実になろうとしています。

一番問題になるのは着陸ルート。
南風時、埼玉県側から進入し、練馬区、中野区、新宿区、渋谷区
港区、品川区、大田区の上空を経て、羽田に着陸するものです。

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上図のように2つのルートを使うようですが
年間約4割の南風の日に午後3時から7時までの4時間
1~2分間隔で爆音を聞き続けることになります。

およその高度は、中野、新宿で900m。渋谷区、港区で600m。
品川区では300m程度になるようです。
スカイツリーが634m、東京タワーが333mなので
大体イメージが湧くかと思います。

騒音被害もそうですが、それ以上に怖いのが落下物。
部品や氷が落ちるのは当たり前のこと。
さらに離着陸時に事故が多いことを考えると、ゾッとします。

この計画、知らない方が多いと思いアップしました。
「羽田空港のこれから」なんて訳の分からないパンフレットを
役所の窓口に置いたって、だれも読みませんよ。
オープンハウス型(いわゆるパネル展示)というシャレた説明形式も
反対派によって説明会が紛糾するのを恐れたためでしょう。

とにかく、これで「皆さんに説明しました。ご意見を頂戴しました」
ということになり、ほぼ原案どおり進んでいくわけです。
非民主国家のやり方ですね。だから声を上げねば…

ちなみに私の家はルート上です。
だから反対しているのではなく、理不尽なやり方を批判しているのです。
数百万の観光客を呼ぶために
少なくとも数十万の日本人が被害を被ることになります。
経済効果という名のもとに
多くの人が騒音に苦しみ、落下物の恐怖に怯えなければならない。
こんな理不尽なことがありますか。バンッ!(机を叩いた音)

※ルートは線ではありません。数百メートルの幅を見たほうがいいでしょう。
 国交省のHPは以下のとおり。他にもネット上に情報あり。
http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/

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